2010/03/25

最近よかった展覧会-(2)

 

 

 


ウィリアム・ケントリッジ——歩きながら歴史を考える
@東京国立近代美術館

ウィリアム・ケントリッジは南アフリカ出身・在住のアーティスト。 
木炭やパステルで描かれる力強いドローイング。消しきれない痕跡。 
「動くドローイング」とも言うべき、コマ撮りアニメーションに、 
自国のアパルトヘイトの歴史など政治的見解をのせていきます。 
とはいえ、その作品群を見ていると、どんどん「個の考え方」に集約されていく感覚になります。 
 
「その政治的外見の奥で、状況に抗する個人の善意と挫折、庇護と抑圧の両義性、 
そして分断された自我を再統合しようとする努力とその不可能性など、 
近代の人間が直面してきた普遍的かつ根源的問題を、 
執拗に検証し語り続けていることが分かります。」 (東京国立近代美術館HPより) 
 
…と、ここまで書いて、最近知った岩城京子さんの言葉を借りることに、、 
「人を責めても同情は得られても幸せは得られない」 
っていうか、ま、これは最近お気に入りの言葉。 
 
ケントリッジ作品、YouTubeでもちょこっと見れるみたいです。   
http://www.youtube.com/user/MoMAKJapan


 

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